全国それぞれの地域で自然発生的にかつ制度の枠を超えて作られてきた「ごちゃまぜ事業」(カフェなどが中心)は、その地域での「お困りごと」をインフォーマルに支えていく大切な地域資源になっています。
「制度福祉」ではなかなか支えられないケースを支え続け、そこに繋がりが作られ、<支える側ー支えられる側>の線さえもなくなっていきます。 こうした事業がなぜ有効なのか、私はその研究から始めました。
不思議なほどにさまざまな悩みを抱えた方々が引きつけられていく、まさにパワースポットとしてのその場所は、その「磁場」となっているものは「人」であることに気づきました。中心となっている「人」に引きつけられ、そこに「空間」が生まれ、「磁場」が生まれる。
さらにそんな全国の「ごちゃまぜパワースポット」それぞれが繋がったらどんな相乗効果が生まれるだろうか? まだまだ研究段階、実験段階です。互いに共鳴しあい、広域な「磁場」をつくること。それを通じてさまざまな地域に住んでいる方々のお困りごとを、広域的に支えられること。そんな社会を作り出していきたいと思います。
ごちゃまぜなみんな、全員集合!
株式会社ふくしねっと工房代表取締役 友野剛行